[講演] 「多文化共生社会を作る」@埼玉県
埼玉県にあるこちらの市に来させて頂き、人権問題講演会をさせて頂きました。いっても東京の電車で10分程度しかかからなかったので驚きました。人権が尊重される社会の実現を目指しておられるこちらの市。こちらの人権啓発標語は「育てようみんなが笑顔の人権社会」であります。
私は今日は「多文化共生社会をつくる」というテーマで話をさせて頂きました。
会場の皆さんに手渡された素敵なチラシに恐縮ながら、私が以前書かせていただいた『留学生が愛した国・日本』の中の一部を転載して下さっていた。
十年近く前に書かせていただいた自分の文章を今日の講演の直前にも読み返させて頂きました。なぜ皆さんの前で私がお話をさせて頂いているのかの初心が甦ったような気が致しました。そんな気持ちを胸に舞台に向かわせて頂きました。
「...スリランカ人の僕は日本が大好きです。あなたは日本が好きですか?
僕の祖国スリランカやそのほかの国では、いまだ戦争や内争が行われ、多くの人の尊い命が失われています。
かくいう僕も多くの友人を失いました。それでも命がけで自分の家族を守ろうとしている人はたくさんいます。
では、日本はどうでしょうか?
こんな平和な国ではありますが、子どもが生みの親を殺し、親が信じられないような理由で子どもを殺したりする事件が報道されます。
また、自分の命を自ら断つ痛ましい事例も少なくありません。海外に長期滞在された人にはわかると思いますが、外国で暮らして一番よくわかるのは「自分自身のこと」と「人の優しさ、あたたかさ」だと思います。
日本に来てからの20年余りを振り返ってみると、僕はこの、人の優しさなしに生活はできなかったとつくづく感じます。
僕は、「外国人である」というだけでたくさんの苦労をしてきました。しかし、外国人だからこそ触れることができた優しさも山のようにありました。そう、30歳ごろから膨らみ始めた僕のお腹には、脂肪だけではなくたくさんの思い出や優しさが詰まっているんです。
なぜ日本はこんなことになってしまったのでしょうか。
僕は、日本に来てたくさんの苦労をしました。悔し涙もたくさん流しました。
しかし決して死のうとは思いませんでした。
たくさんの苦労の中にも、たくさんの喜びもありました。人のぬくもりに助けられたことも、一度や二度ではありません。
ですから、その方々への恩返しの意味も含めて、自分の生活を振り返りながら、日本の良さ、おかしいところ、問題点、そしてグローバル時代到来の今日の日本が「真の国際化」を目指すためには何が必要なのか、皆さんと一緒に考えてみたいと思います。...」
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主催者の方々は、一生懸命に頑張られて、素敵な催し物になっておりました。手話の方がお2と速筆の方が4名と力を合わせて1時間半の講演を展開させて頂きました。速筆の方は、どう言ったら良いか解りませんが、私の特徴のある日本語風、京言葉混じり関西弁?をほぼ一字一句を大活字にし大きなスクリーンに写し出して下さいました。これは、これは、本当に感動致します。
主催者側の皆様と会場にお越し頂いた皆さんの多大なご協力ありまして、今日の講演がおかげさまで終始和やかに行わせて頂くことが出来ました。
主催者の方からのご連絡を頂きました。 「・・・・・・にしゃんたさんのこれまでの半生を振り返りながらの体験談や専門である経済学の話を基に、これからの日本の社会が多文化共生を実現するためのヒントについて、ユーモアたっぷりに分かりやすくご講演をいただき、参加者のアンケートにも、「難しいテーマを楽しくわかりやすく話していただき聞きやすかった」「あっという間の90分だった」「新しい時代の人権の捉え方について勉強になった」などの感想がありました。今回の講演は参加者が人権について改めて考える機会となり、にしゃんたさんのお陰で大変有意義な講演会となったと考えております。・・・・・・・」
主催者の皆様のお陰です。呼んで下さった方々に少しでもお役にたてたのであれば、私としてもこの上なく嬉しいのです。
ほんとうにありがとうございます。心から御礼を申し上げますm(__)m
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